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2016.02.04

始の棲家 リノベーション工事 タイル

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「娘はタイルでいいそうです。
タイルのイメージは、バルセロナのグエル公園のトカゲの色使いだそうです。
紺と青とオレンジと黄色・・・などとほざいております。」
施主様から、メールをいただきました。
大工造作工事が進む中、以前から検討項目であった洗面台の仕上げ。
まずは、木でいくか、人工大理石でいくか、そして、タイルでいくのか。
いろいろあって、使い勝手等を考えると、人工大理石がいいのですが、ここはタイルでいくことに。
そして、その仕上げの色はどんな色でいくか、という段階になってのメール。
バルセロナ、グエル公園、トカゲ!……。
早速、ググってみた。

ん~、結構ハードな色づかい。
そして、ビビッドな色。
こんなタイルを探すことに。
いろんなメーカー、またインターネットを探してみるが、このような色合いがなかなかない…。
ピンクだとか、もう少しかわいい系の色が混ざってしまうと、全体として見たときに、雰囲気が変わってしまう。
そして、娘さんからメール。

たとえば、こんな色合いにできないか、とのこと。
それぞれの色合いを分析。
オレンジはオッケー、ちょっと黄色、ビビッドな赤、そして、青系統はオッケーで、絶妙なグリーン。
いくつか、メーカーのタイルを見ていただくが、なかなかイメージに合わない…。
そんなとき、色を選んで、またそれぞれの色の配分まで決めてミックスできるタイルを発見。
さっそく、送っていただいた色に合わせ、それぞれの分量を見ながら、つくってみることに。

ん~、これぐらいかな。
さっきのペン立ての赤、オレンジ、白、黄色、そして、絶妙なグリーン。
何度も、その色たちの配分を変えながら、イメージに近づけていく。

そして、施工。
これを貼ってみたら、どうなるか。
本当に楽しみで。

イメージには、近づけたかな。
まだ、現場の明かりが暗いためか、全体的に色合いが暗いが、多分おもしろい色合いになるのではないか、と思った。
最近、色決めの中で、施主様からこだわりの色をお伺いすることがありまして。
僕は、全体的には白い箱をつくるイメージで造ることが多く、こちらからはあまりビビッドな色合いを提案することはないのですが、こうやって、施主様と色を決めてゆくプロセスが、自分の家を造るというテンションが高まる時でもあります。
こうして、始の棲家ができつつあります。

大阪府 堺市 泉北ニュータウン の 設計事務所 中古ストック を活用した 木の家 マンション 自然素材 耐震 断熱 リノベーション 西紋一級建築士事務所

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